ミナミ芸術祭とMINAMI JAZZ FESTIVAL
芸術の秋、ミナミ〜堀江一帯で、「食」「ジャズ」「映画」をテーマに、各種イベントが催されます。今回の特集では、ミナミ全体へと広がりをみせるMINAMI JAZZ FESTIVALをクローズアップします。
全16会場で、ジャズライブのプログラムが
今年のミナミジャズフェスティバルは、10月24日〜26日の3日間、ミナミのまちの様々な会場(全16会場)でジャズライブのプログラムが展開されます。 今から10年前、精華小劇場で「ジャズシティ大阪」が始まりました。昨年から、なんばや道頓堀周辺にある元学校の校舎や飲食店のフロア、ホテルのホール、ライブハウスといった会場に協力をよびかけ、共通チケット方式によるライブが始まり、名前もミナミ・ジャズ・ウォークと変わりました。場所にこだわり、まち中へと展開した理由は、かつてミナミがジャズの都とよばれた歴史にありました。
以下、戎橋筋商店街ホームページより抜粋紹介
「明治時代の終わり頃から、高島屋をはじめ百貨店や商店が少年音楽隊を相次いで結成します。音楽家の服部良一さんも大阪で生まれ、大阪出雲屋少年音楽隊に参加、ジャズと出会います。神戸で活動していた井田一郎さんが大阪で本格的なジャズバンドオーケストラを結成、また関東大震災で活動の場を失ったミュージシャンも大阪にやってきます。戎橋の北詰のカフェー「パウリスタ」やダンスホール、また道頓堀川に浮かぶ屋形船でも、連日ジャズが演奏されました。この時代、難波・道頓堀は「ジャズの都」として一世を風靡したのです。昭和3年、大阪松竹座で、映画の幕間に「道頓堀行進曲」が上演され、そのなかで歌われたのが〜赤い灯、青い灯〜の「道頓堀行進曲」。美しくなった戎橋から眺める道頓堀の情景は、この歌にのせて全国へと発信されました。しかし、その後、大阪ではダンスホールが禁止され、ミュージシャンは大阪から離れていくことになります。」
そして2009年、FM OSAKAとタイアップして、オールミナミでのジャズのフェスティバルへと発展しました。
MINAMI JAZZ FESTIVALの楽しみ方
会場の位置、出演者、ライブの時間など詳しい情報はFM OSAKAのホームページが便利です。
http://fmosaka.net/special/mjf/
MINAMI JAZZ FESTIVALの楽しみ方
ジャズにどっぷりつかりたい方は、MINAMI JAZZ FESTIVAL全会場に入場可能な共通パス8,000円をぜひ購入しよう!
10月25日(日)のMINAMI JAZZ WALKの会場は、なんば〜道頓堀北側に集まっているので、一番遠い会場どうしでも10分あれば到着します。戎橋筋商店街、心斎橋筋商店街をメインアクセスに、各会場へどうぞ!
10月26日(月)のminami jazz grooveは、島之内〜千日前〜アメリカ村〜堀江周辺の6会場は、一番遠い会場どうし徒歩20分以上かかるので、事前にお目当てのアーティストをチェックしてから行動しましょう。(いずれの会場も、満席の場合や時間帯によっては入場を待つ場合があるのでご注意ください。)
初めてジャズを聴く、という方に
フリーのプログラムもあります。10月24日(土)、10月25日(日)の両日の午後1時から夕方まで、道頓堀川水辺のリバーウォーク会場で。また10月25日(日)は午後1時からなんばマルイ北側のカフェストリート会場でもライブが開催される。
トップアーティストと若手の競演!
10月26日(月)の「ミナミ・プレミアム・ライブ」では、日野皓正meetsミナミジャズオーケストラ(浅井良将、古谷光広、高橋知道、奥村美里、坂崎拓也 ほか)、矢野沙織カルテットが競演します。お見逃しなく。
チケット購入もこちらをご覧ください。
http://fmosaka.net/851event/info/2009/10/
minami_jazz_festival.html