沿革・商店街のご紹介

商店街のあらましと歴史

商店街のあらまし

名 称 戎橋筋商店街振興組合(平成元年4月26日法人設立) 当商店街は、大正2年には戎橋筋綜合会、戎橋筋商店会を経て、商店街振興組合(法人)へと改組しました。
組合員数 約100
延長距離 約370m(高島屋大阪店から戎橋までの区間)
道路幅員 約6m
通行客数 休日8~10万人、平日6~8万人
事務所 大阪市中央区難波3-5-17 北極星ビル4階
戎橋筋商店街ゲート 戎橋筋商店街内

商店街の歴史

1615年に道頓堀川が完成し戎橋が架かってから、十日戎にお参りする道筋として、また芝居町・道頓堀の門前のまちとして賑わい、幕末にかけて商店街ができていきました。
明治時代に入ると、日本最古の私鉄・旧阪堺鉄道(現南海電鉄)難波駅(1885)が完成、高島屋難波店が開業(1932)、御堂筋線難波駅開業(1935)、戦後は近鉄難波線開通(1970)、なんばターミナルの商店街として発展します。

平成に入り、道頓堀川水辺整備事業(2005〜)、東宝南街会館の建替えにより、なんばマルイと関西有数のシネマコンプレックス・TOHOシネマズなんばの開業(2006)、新しい戎橋の架け替え完成(2007)、阪神なんば線開通(2009)、南海ターミナルビルの再整備と髙島屋大阪店の増床(2010)などの都市再生が進みました。

戎橋北詰にH&M戎橋店が出店(2010)、その後は戎橋筋~心斎橋筋の南北動線にカジュアルファッション店の集積が進みました。

このころから、外国人観光客が増えはじめ、商店街としてのインバウンド対策に取り組みました。同時に、都市魅力を発信するため、道頓堀川を提灯で彩る夏のお祭りやイルミネーションイベント、2015年には道頓堀川開削400年記念イベントなどが、ミナミ地域の協力により開催されました。

2013年に発行した戎百福物語で、商店街の詳しい歴史をご覧ください。

平成の戎橋架け替え
平成の戎橋架け替え

商店街の振興方針とブランド計画、地域貢献

商店街の振興方針

当商店街は、大阪近郊のみなさまにご愛顧いただくとともに、大阪らしさを感じる「道頓堀やなんば」を訪れたい観光ビジターが年々増加傾向にあります。日本各地はもとより、アジアを中心に世界各地に広がっています。

世界最大級の繁華街ミナミは、多彩な店舗、道頓堀や法善寺横丁など個性的なエリア、食文化や芸能文化、歩く楽しさといった魅力があり、そのメインストリートに位置する当商店街は「安心清潔でにぎわいあるミナミの花道」としての役割を基本にしています。

戎橋筋聯合会が結成されたのは大正2年、それから100周年を節目に、平成24年度に戎橋筋商店街ブランド計画を決議し様々な事業を展開しています。

改修したアーケードがグッドデザイン賞を受賞

環境面では、平成26年にはアーケードの大規模改修を完了。風俗や居酒屋などの客引き行為を禁止する条例の制定や取締りの強化を官民協力のもと推進、商店街では月に3回の防犯巡視や消防訓練、商店のスタッフが協力し清掃活動を進め、安心してお越しいただける環境づくりに努めています。

清掃活動 防犯巡視 消防訓練

まちづくりでは、南海なんば駅前広場とその周辺の道路空間を再編して歩行者空間を拡大する取り組みを、周辺地域のみなさま、行政と協力して進めています。

なんばひろば改造計画 http://namba-hiroba.jp/

なんばひろば改造計画

戎橋筋商店街ブランド計画

基本コンセプト(基本目標)

安心・清潔 にぎわいあるミナミの花道
なんば戎橋筋商店街

めざすべき姿(方向性)

【1】 3世代や友だちとブラっとお出かけし、
交流できる「ご縁」と「福」を結ぶ商店街でありたい。

  • 江戸時代から、十日戎の参道沿いに発展し今日がある「えびす」の由来を大切に、訪れる方、働くものに福をよぶ、縁起のよさを感じる街をめざします。
  • 人々がここに集い、歩き語らい、お買物を通じて世代をつなぎ、思い出をつむぐ存在でありたい。
【2】 なんば駅上にある、清潔・便利で、安心してご利用いただける商店街でありたい。
  • 4つの「なんば駅」上にある便利さを活かして、また歩きたい、利用したいと感じる、清潔感と心地よさを何より大事にします。
  • 先達が築いた信用を受け継ぎ、世界的繁華街の中心商店街の名に恥じない、安心してわくわくして買物いただける一流の商店街をめざします。
【3】 大阪らしい、にぎわいと人情味のある商店街でありたい。
  • 老舗からチェーン店、大型店まで、多彩なお店が調和して大阪らしい活気を大切にします。
  • 何でもありではなく創意工夫ある商い、形式的でない人柄が感じられる確かな接客を行います。
  • 国内外から来られるお客様に大阪人との一期一会を感じられる親切なおもてなしを行います。

ロゴとシンボルキャラクター

なんばにある商店街を表現していますが正式名は「戎橋筋商店街」です。公式ロゴの「戎」に用いた緑は縁起物の吉兆をつける笹を意味します。

また、シンボルキャラクター「えびたん」は、商売繁盛の神である「えびす」をキャラクター化したものです。世界的なイラストレーターの黒田征太郎氏(K2)がデザインしたものです。

なんば戎橋筋商店街

地域貢献

商店街が社会と共にあるために、
私どもができる範囲で、様々な協力を行っています。

地域の環境維持とまちづくり

近隣の商店街や事業所、行政と協力して、組合員が周辺の防犯パトロール、清掃活動などに日常的に参加しています。年に2回、「戎橋」の橋洗いを実施しています。

ミナミ活性化協議会、ミナミ環境浄化推進協議会、大阪市南商店会連合会、ミナミまち育てネットワーク、なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会に参加し、ミナミのまちづくりに対して積極的に発言し、行動しています。

ミナミの文化振興

歌舞伎の船乗り込み、文楽人形のお練り、道頓堀川万灯祭、ミナミジャズウォーク、とんぼりリバーフェスタ、大阪・光の饗宴などの催しに協賛・人的協力を行っています。また、宝恵かご行列や難波八阪神社船渡御の伝統行事に奉賛・人的協力を行っています。

人づくり

地域の高校生の発表や表現の場の提供、専門学校と協力して外国人観光客向けのマップづくりやまち案内などを通じた学びの場の提供を行っています。

子育てママパパ&シニア応援

子育て世代がなんばでひとときを過ごせるように、NPO団体と提携して乳幼児の一時保育サービス、子育てファミリーやシニア世代が安心してなんばにお越しいたけるよう地図づくりや、親子で参加できる商店街体験プログラムを実施しています。